俳優・唐沢寿明(からさわ としあき)といえば、『白い巨塔』や『愛という名のもとに』などで日本を代表する実力派俳優として知られています。
しかし、その華やかなキャリアの裏には、想像を絶する壮絶な生い立ちがありました。
16歳での家出、1日バナナ1本だけの極貧生活、仮面ライダーのスーツアクター時代。
今回は、唐沢寿明さんの知られざる過去を徹底解剖します。
唐沢寿明の生い立ち・プロフィール
本名: 唐澤 潔(からさわ きよし)
生年月日: 1963年6月3日(62歳)
出身地: 東京都台東区
身長: 175cm
血液型: A型
家族構成: 3人兄弟の次男(兄・弟がいる)
配偶者: 山口智子(1995年結婚)
学歴: 東京都立蔵前工業高等学校中退
1963年(昭和38年)6月3日、東京都台東区で3人兄弟の次男として生まれる。5,6歳の時、映画で見たブルース・リーに憧れ役者を志す。
唐沢寿明さんは1963年、東京都台東区で3人兄弟の次男として生まれました。
幼少期からブルース・リーに憧れ、役者を志しますが、その夢への道のりは決して平坦なものではありませんでした。
幼少期から芸能界に憧れていた唐沢さんですが、その生い立ちは複雑で、家庭環境も決して恵まれたものではありませんでした。
幼少期の家庭環境が複雑すぎる!横暴な父親とDV
唐沢さんの幼少期は、不仲な両親のもとで育ちました。
家庭内では常に緊張感が漂い、唐沢さんは複雑な環境の中で成長していきます。
Wikipediaによると、両親は不仲で喧嘩が絶えなかったとされています。
こうした家庭環境が、後の唐沢さんの人生に大きな影響を与えることになります。
父親との関係は特に良好ではなく、この確執が最終的に家出という形で表面化することになるのです。
16歳で高校中退→家出した理由とは
唐沢さんは東京都立蔵前工業高等学校に進学しますが、高校2年生の時に中退しています。
高校進学と同時に大手映画会社が運営する俳優養成所に入り、高校2年になると学校の授業が無駄だと感じ高校を自ら退学した
出典:エキサイトニュース(2021年8月11日報道)
2021年8月11日に放送された日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」で紹介された内容によると、唐沢さんは高校進学と同時に大手映画会社が運営する俳優養成所(東映アクションクラブ)に入所。
高校2年生になると「学校の授業が無駄」だと感じ、俳優になる夢を追うために自ら高校を退学しました。
高校中退と同時期、不仲だった両親との喧嘩の末、家を出ることを決意。
16歳で東映アクションクラブに入り、不仲だった両親と喧嘩の末、家を出て伯母の家に居候する。
伯母の家に居候することになりました。
16歳という若さで家を出て、俳優への道を歩み始めた唐沢さん。
家庭環境からの解放と、夢への挑戦という二つの意味があったのかもしれません。
極貧の下積み時代「1日バナナ1本」の生活
東映アクションクラブに所属した唐沢さんでしたが、そこから待っていたのは想像を絶する極貧の下積み生活でした。
2021年8月10日放送の日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」に出演した際、唐沢さん自身がこの極貧時代を振り返っています。
家賃わずか1万3000円のアパートに住み、1日の食事がバナナ1本だけという日々。
週に1度、100円でバナナ1房(6本)を買い、それを1日1本ずつ食べる生活でした。
食事は週に1度、バナナ1房・6本を100円で購入し、1日1本ずつ食べる生活だった。楽しみは週1で行く銭湯。入浴後、150円で売っていた焼きそばパンを買って食べていた。家賃は1万3000円。
出典:スポニチ(2021年8月10日報道)
唯一の楽しみは、週に1回の銭湯。入浴後に150円で買う焼きそばパンが、唯一の贅沢だったといいます。
おなかいっぱい食べた記憶がないね
出典:スポニチ(2021年8月10日報道)
この言葉からは、当時の過酷な生活が伝わってきます。
常に空腹との戦いだった下積み時代。
しかし唐沢さんは、俳優への夢を諦めずに努力を続けました。
仮面ライダーのスーツアクター時代
下積み時代の唐沢さんを支えたのが、『仮面ライダー』シリーズや『スーパー戦隊』シリーズのスーツアクター(着ぐるみの中の人)としての仕事でした。
俳優としてのキャリアのスタートが東映アクションクラブであり、当初は実際のスーツアクターとして、「仮面ライダー」シリーズや「スーパー戦隊」シリーズに出演していた。
出典:映画.com – イン・ザ・ヒーロー特集(2014年)
唐沢さんは東映アクションクラブ所属時代、特撮番組への出演が主でした。
当時は、忍者ショーが多くて、宙返りや刀でやりあっていた。『仮面ライダー』の忍者役やライダーマンをやっていた。
出典:ORICON NEWS(2014年6月30日報道)
映画『イン・ザ・ヒーロー』のキックオフ会見では、スーツアクター時代の写真を披露した唐沢さん。
当時の芸名は「唐沢潔」で、スーツの中で汗だくになりながら、アクションシーンを演じていました。
過酷すぎる撮影現場
2020年10月5日放送のテレビ朝日「帰れマンデー見っけ隊!!」に出演した際、唐沢さんはスーツアクター時代の過酷な現場を振り返っています。
スーツの中は高温で息苦しく、視界も悪い。
そんな過酷な環境下でのアクションシーンは、まさに命がけの仕事でした。
爆発シーンでは爆弾の近くに配置され、危険と隣り合わせの日々だったといいます。
やられたり爆発したり、爆弾の近くにいさせられたり…今見ても、よくやっていたなぁと思う
出典:テレビ朝日POST(2020年10月5日放送)
しかし、2年後、唐沢さんは大きな決断をします。
東映を離れ、俳優としての道を本格的に模索し始めるのです。
トレンディ俳優へのブレイク
1987年、舞台『ボーイズレビュー・ステイゴールド』で本格的に俳優デビュー。
その後、テレビドラマ『男について』で共演した浅野ゆう子さんに声をかけられ、研音に移籍します。
そして1992年、テレビドラマ『愛という名のもとに』でトレンディ俳優としてブレイク!29歳での大ブレイクでした。
1987年、舞台『ボーイズレビュー・ステイゴールド』で本格デビューを果たす。テレビドラマ『男について』で共演した浅野ゆう子に声をかけられ、現所属事務所の研音に所属。1992年、テレビドラマ『愛という名のもとに』でトレンディ俳優としてブレイク。
バナナ1本の生活から約10年。ようやく唐沢さんの努力が報われた瞬間でした。
生い立ちが「子供を持たない選択」に影響?
唐沢寿明さんと妻・山口智子さんの間には、子供がいません。
このことについては長年、世間の大きな関心事となってきました。
山口智子さんが語った「子供を持たない理由」
2016年、山口智子さんは女性誌『FRaU』のロングインタビューで、子供を持たない理由について詳しく語っています。
私は特殊な育ち方をしているので、血の結びつきを全く信用していない。私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。
出典:grapee(FRaU誌インタビューより・2016年2月)
山口さんは小学1年生の時に両親が離婚し、複雑な家庭環境で育ちました。
小学1年生のときに両親が離婚している山口。このとき、山口は父に引き取られ、3才年下の妹は母に引き取られた。そして、旅館を切り盛りする祖母のもとで育った山口は、20才の時に祖母の養子となった。
出典:NEWSポストセブン(2012年12月27日報道)
こうした経験から、「血の結びつきを信用しない」「親になりたくない」という強い思いを持つようになったといいます。
私はずっと、子どもを産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました
出典:日刊ゲンダイDIGITAL(2016年3月13日報道)

唐沢さんも複雑な家庭環境で育った
一方、唐沢さん自身も前述のとおり、不仲な両親との確執から16歳で家出しており、複雑な家庭環境で育ちました。
二人とも複雑な生い立ちを持つという共通点があり、こうした経験が「子供を持たない」という選択に影響を与えた可能性は十分に考えられます。
お互いの生い立ちを理解し合える二人だからこそ、「子供のいない人生」を選択し、夫婦二人の時間を大切にすることを決めたのでしょう。
現在の両親・実家との関係は?
長年複雑だった両親との関係ですが、現在はどうなっているのでしょうか?
2020年4月、女性自身が報じたところによると、唐沢さんは母親のために建てた一戸建てを売却していたことが明らかになりました。
妻・山口智子(55)との結婚25年目、そして朝ドラスタート直前に”母の家”を売却していたという唐沢。
出典:女性自身(2020年4月14日報道)
この家は、2008年に肝臓がんで他界した母のために唐沢さんが建てた家でした。
母親はすでに亡くなっており、父親もすでに他界していることから、唐沢さん自身の終活の一環ではないかといわれています。
実家売却と終活
両親との関係は複雑でしたが、唐沢さんは母親のために家を建てるなど、一定の親孝行はしていたようです。
2008年に肝臓がんで他界した母のために建てた一戸建てでした。父もすでに亡くなっていることから、唐沢さん自身の終活の一環ではないかといわれています
出典:あすネタ(2020年10月12日報道)
16歳で家を出て以来、長く疎遠だった両親。
しかし、唐沢さんなりに親との関係に向き合い、母親の晩年には家を建てて支えていたことがわかります。
現在は両親ともに他界しており、唐沢さんは山口智子さんとともに、結婚30周年という節目を迎え、新たな人生の章を歩み始めています。
2025年10月、唐沢さんと山口さんは、長年所属してきた研音を年内で退社することを発表。
唐沢寿明(62)山口智子(60)夫妻が2日、12月末日をもって所属事務所・研音を「卒業」すると発表した。唐沢は同事務所に89年から36年所属。
出典:日刊スポーツ(2025年10月2日報道)
2026年1月からは「TEAM KARASAWA」を発足し、夫婦二人三脚で新たな活動を開始します。
まとめ:壮絶な生い立ちが作り上げた唐沢寿明という俳優
唐沢寿明さんの生い立ちは、まさに逆境からの大逆転ストーリーそのものです。
- 不仲な両親との確執
- 16歳での高校中退と家出
- 家賃1万3000円のアパートで1日バナナ1本の極貧生活
- 仮面ライダーのスーツアクターとしての過酷な下積み
- 29歳でのブレイク
どれ一つとっても、普通の人なら心が折れてしまいそうな経験ばかりです。
しかし、唐沢さんはこれらの困難を乗り越え、日本を代表する実力派俳優へと成長しました。
その演技に深みと説得力があるのは、こうした壮絶な人生経験があるからこそなのでしょう。
複雑な生い立ちを経験した唐沢さんと山口さん夫妻は、お互いを深く理解し、支え合える関係を築いています。
子供を持たないという選択も、二人が話し合った上での決断であり、夫婦の形は人それぞれであることを示しています。
壮絶な過去を乗り越えてきた唐沢寿明さん。
これからの人生もさらに輝かしいものになるでしょう。

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